初心者のためのボルダリングのホールドの種類一覧!
ボルダリングは、壁に疑似的にホールドと呼ばれる勃起物が取り付けられています。
このホールドによって本物の岩場のようなとっかかりを再現して、クライミングが楽しめるようになっています。
それぞれのホールドには特徴があり、シンプルに握れるジャグ(ガバ)以外は、コツやトレーニングが必要になってきます。
以下の10種類のホールドを抑えれば、中級者を名乗って良いレベルになります。
まずは、ホールドにはどのような種類があるのかを見ていきましょう。
1 ジャグ(Jug) 2 インカット(Incut) 3 クリンプ(Crimp) 4 スローパー(Sloper) 5 ポケット(Pocket) 6 ピンチ(Pinche) 7 ピギーバック(Piggy back) 8 アーチ(arch) 9 クレーター(crater) 10 ウェーブ(Wave)
1 ジャグ(Jug)
ガバっと掴むことが出来るその形状から、別名「ガバ」とも呼ばれるホールドです。
初心者向けのホールドなので、本格的なところでは意外とお目にかからないホールドです。
10級~7級程度の低級課題で良く目にすることになります。
【ボルダリング】ジャグ(ガバ、がば)のコツとトレーニング!脱初心者!中級者にレベルアップ!
2 インカット(Incut)
ジャグの小型版のような形状をしているホールドです。
ジャグはがっつり掴めますが、インカットは4本指を引っ掛けるくらいのものです。
ジャグほどではありませんが、しっかりと引っ掛けることが出来る形状なので、安定感は抜群です。
初級、中級、上級のすべてでお目にかかるホールドです。
【ボルダリングのホールド】インカットのコツとトレーニング!脱初心者!中級者にレベルアップ!
3 クリンプ(Crimp)
クリンプは、指先程度しか引っ掛けることが出来ない小さいホールドです。指の力が必要になってきます。4本の指を引っ掛けて、それを親指で覆うようにして掴むことが多いホールドです。
【ボルダリングのホールド】クリンプのコツとトレーニング!脱初心者!中級者にレベルアップ!
4 スローパー(Sloper)
スローパーは、下に傾斜しているホールドです。
スローパーは、ほかのホールドと異なり、指を引っ掛けることが出来ないため、初心者泣かせのホールドでもあります。
スローパーには、パーミングと呼ばれる手法を利用します。パーミングは、手のひら全体の摩擦を利用して、押さえ込むようにすることで、状態を安定させる技術です。高度な技術ですが、習得すれば非常に戦術の幅が広がります。
コツとトレーニングは以下にまとめてあるので、参考にしてみてください。
【ボルダリング】スローパーのコツとトレーニング!脱初心者!中級者にレベルアップ!
5 ポケット(Pocket)
ポケットとは、指を引っ掛ける穴があいたホールドです。
ポケットに指を引っ掛けることで安定を図ります。なので、ポケットは握力および指の力が試されます。
指が数本入るポケット,ホールドから、指が1本しか入らない小さいポケット,ホールドまで様々なバリーエーションがあります。
指が入る本数により、ワンフィンガー、ツーフィンガー、スリーファインガーなどと言います。
【ボルダリングのホールド】ポケットのコツとトレーニング!脱初心者!中級者にレベルアップ!
6 ピンチ(Pinche)
ピンチはスイートポテトのような形状で、親指とその他4本指で挟むように持つホールドです。
指の力のみでホールドする必要があるため、初心者には難易度とくに筋力面での難易度が高いホールドです。
ピンチは大きさにより難易度もまちまちですが、指単体の力が試されるため、指の力が弱い方は、個別のトレーニングが必要になります。
ピンチとは!?ボルダリングのホールド解説!そのコツとは!?
7 ピギーバック(Piggy back)
ざっくりいうと大きなホールドです。もっぱら足場として使用されます。
8 アーチ(arch)
名前の通りアーチの形状をしたホールドです。非常に安定したホールドですが、そんなにたくさん取り付けられているわけではありません。主に傾斜が厳しい上級ルートに休憩の目的で取り付けられています。
9 クレーター(crater)
月のクレーターをイメージさせるホールドです。形状が複雑なので、ひとそれぞれの使い方ができるのが特徴です。比較的安定感がある方です。
10 ウェーブ(Wave)
海の波をイメージさせるホールドです。波の形状がひっかけポイントを多く作り出しているので、使いやすいホールドです。