リードクライミングの始め方
スポーツクライミングが東京オリンピックの正式種目に選ばれてからというもの、クライミング全般の人気が上昇していますよね。
一番メジャーどころはボルダリングですね。リードクライミングなどなど。
ボルダリングは、手ぶらですぐに始められます。
リードクライミングは、ボルダリングと異なり、道具を必要とするため、手ぶらでGOというわけにはいきません。
必要な道具など軽くおさらいしてから、準備のとりかかりましょう。
1 リードクライミングとは 2 服装 3 シューズ 4 チョークバッグ 5 ハーネス 6 ビレイ 7 まずは、室内でスタートしましょう
1 リードクライミングとは
リードクライミングとは、フリークライミングの一種です。
フリークライミングとはその名の通り、道具を使わない「フリー」な状態、つまり、5体の力とテクニックだけを駆使して岩を攻略しようとするスポーツです。フリークライミングには、2つの種類があります。
1つは、4~5メートル程度の岩を登る、ボルダリングです。
1つは、ロープをつけて高い壁を登る、ルートクライミングです。
ルートクライミングは更に以下の2つに分類されます。
1つは、あらかじめ最上部に設置されたビレイを頼りに行う、トップロープクライミングです。
さて、ようやく出てきましたね。
もう一つが、クライマーとビレイヤーの二人一組で行う、リードクライミングです。
その都度ロープをかけながら登る種目を、リードクライミングと言います。クライマーとビレイヤーの二人一組で行います。
それぞれ、以下の役割を持ちます。
クライマー:壁にかけてあるカラビナと呼ばれる開閉可能な固定具にロープを引っ掛けながら登る役割です。
ビレイヤー:クライマーの登り方に合わせて、ロープを調整する役割です。
2 服装
ボルダリング同様、服装は自由です。動きやすい服装でいきましょう。
趣味として始めたい、初心者のためのボルダリングの始め方
3 シューズ
クライミングシューズシューズとチョークはレンタルできますので、動きやすい服装があれば十分です。そのまま近くのクライミングジムに行ってみましょう。
4 チョークバッグ
まず、チョークというのは、手のすべり止めに使用します。クライミングをしていると汗をかいてきます。その汗によって手がすべりやすくなってしまうのですが、このすべりを軽減するために使用するのがこのチョークというものです。
そのチョークを携帯するためのものがチョークバッグになります。
クライミング中にチョークバックに手を入れてチョークを付ける動作を、クライミング用語でチョークアップと呼びます。
チョークバックには、携帯用と、備え付け用の2つがありますが、リードクライミングは登りながら行うため、腰につける携帯用を使用します。
5 ハーネスとロープ
ハーネスとは、命綱であるロープと自分の体とを繋ぐものです。
クライミングのCMとかで目にしたことがある方は多いと思います。「ファイト~」「いっぱぁぁぁつ」のやつ。そうリポビタンDですよ。
命綱として使用するものなので、自分の体に合ったものを使うことが重要です。
ロープは、実際に命綱となります。このロープを、壁についている支点となる部位にひっかけながら、身の安全を確保しつつ登っていきます。
6 ビレイ
ビレイとは、ビレイヤーが使用するものです。ビレイをつかって、クライマーのロープを下で操作します。
ビレイというのは、クライマーの命を守るためのものです。リードクライミングのできるジムでは、ビレイ講習会を開いているところもあります。ビレイを習得することで、リードクライミングがぐっと上達して、パートナーとの絆も深まります。
7 まずは、室内でスタートしましょう
リードクライミングは、2人一組でないと登れないことから、敷居が高いと感じてしまう人も多いと思います。
ですが、ボルダリング同様、特に準備するものはありませんし、体験に通えば、インストラクターの方が一緒に行ってくれます。リードクライミングを扱っているジムでは、体験などですべてレンタルで準備してくれます。
ハーネスやロープのサイズも適切なものを選んでくれるので、安心していっちゃいましょう。