ボルダリングのホールド!ポケット攻略のコツ!パキったときは、アイシングを!
1 ポケットとは 2 ポケット(スリーフィンガー) 3 ポケット(ツーフィンガー) 4 ポケット(ワンフィンガー) 5 パキるとは(アイシング必須)
1 ポケットとは
ホールドの一種でポケットのように、穴の空いたような形で指を引っ掛けて差し込める形状のものです。このような形状のものを、ポケットホールドと言います。
差し込める指の数によってンフィンガー、ツーフィンガー、スリーフィンガーポケットと言ったりします。
高グレードになってくるとワンフィンガーが当たり前の様に出てきます。
大体5級6級あたりから使われ始めるホールドですが、ちょっとしたコツで一気に持ちやすくなったりします。
ポケットは、穴の空いた用な形状をしていますが、他にもポケットが浅かったり、深かったりといった特徴があります。
それぞれに有利な持ち方を知っていないと上手く処理出来なかったりします。
単に指の力が試されるという側面もあります。
また、落下時も注意が必要なホールドです。他のホールドに比べて、指を引っ掛けているので、そのままスーッと落ちてはくれません。指が抜けるという動作が加わるので、そのタイミングのずれによって、指に結構な負荷がかかってしまい、ケガが多いホールドでもあります。
2 ポケット(スリーフィンガー)
まず、スリーフィンガーのポケットですが、ボルダリングを始めて、最初に出会うポケットがスリーフィンガーになるでしょう。
これはポケットというよりガバに近かったりします。人差し指と中指と薬指でしっかりと握るように持ちましょう。
ポケット(ツーフィンガー)
次にツーフィンガーのポケットですが、これは、やや強度が高くなります。パターンとしては、中指と薬指、あるいは、人差し指と中指で引っ掛けることになります。
力では、人差し指のほうが強いですが、薬指は中指と連動しているので、中指と薬指の方が力が入りやすかったりします。
特に理由がなければ、小指などの弱い指を使うのは控えましょう。パキります。
難易度が無難なため、最も多く見かけるポケットです。
ポケット(ワンフィンガー)
最後に、最も難易度が高いのがシングルフィンガーのポケットです。
このポケットは、コツというより、しっかりと指のトレーニングをする前には、チャレンジしないようにしましょう。
パキりやすいですし、一度パキると安静期間が3ヵ月程度必要になるので、ボルダリングが出来なくなってしまいます。
5 パキるとは(アイシング必須)
ケガをしたタイミングで、「パキっ」という音が聞こえることからパキると言われています。そのまんまですね。ガバといいカチといい感覚そのまんまのネーミングが多いのがボルダリング界隈の特徴だったりします。
パキると腱鞘が断裂あるいは部分断裂します。この時、パキっと音がなります。
断裂してしまっているため、ケガをしたときはそのまますっぽ抜けて落下してしまうことが多いようです。あぁぁって感じですね。
パキるのは、ポケットだけでなくカチなどの時も起こりやすいです。
基本的に、靭帯損傷と同じなので炎症が起こり、腫れと痛みとが続きます。
断裂と言っても指が動かなくなるわけではありません。屈筋腱が断裂しているわけではないので指は動きますが、痛くて動かないというのはありえます。
通常のケガと同様に、パキったと思ったときは、すぐに練習をやめて可能な限り早くアイシングをするようにしましょう。
パキるのは、ケガの程度にもよりますが、部分断裂でもクライミングできるまでには2ヵ月程度必要と言われています。
完治までには少なくとも3ヶ月はかかるようです。
通常のじん帯損傷よりやや期間が長くなりますので、できる限りパキらないように注意しましょう。
練習前のストレッチなどでも十分予防になります。
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