ピンチは親指を鍛えよう
1 ピンチホールドとは 2 ピンチはほかのホールドと違う筋力が必要 3 ピンチ力は意識的に鍛えないと伸びない
1 ピンチホールドとは
ピンチとは、親指とそのほかの4本の指で挟んで保持するホールドです。
ピンチのホールドは、厚みがあまりないので実際は挟むというより、つまむ感じになります。
つまむという動作は、普段あまりしないと思いますが、ボルダリングはホールドに掴まり体重を乗せていきます。
実は、ピンチのようにつまむ感じで体重をのせるのはとても難易度が高いんです。
近くにピンチのホールドのようにつまめるものがあったら、つまみながら想像してみてください。
ピンチをつまんだ状態で体重を支えられますか??
私が初めてピンチをつまんだ時、答えは「NO」でした。
2 ピンチはほかのホールドと違う筋力が必要
普段のホールドで求められる力は、ホールド力と呼ばれる握力の一種で、保持する力です。
しかし、ピンチで求められるのは、ピンチ力と呼ばれるつまむ力です。
これは、4本の指と手首の屈伸を支える前腕筋群と、親指を内側に引き込む母指内転筋を鍛える必要があります。
ピンチ力は、よく筋トレで目にするハンドグリッパーなどでは鍛えにくいです。
3 ピンチ力は意識的に鍛えないと伸びない
ピンチ力を向上させるには、個々の指を個別に鍛えてあげる必要があります。効率的に鍛えるにはフィンガートレーナーが最適です。
ボルダリングに限らず、ピアノなど指先の力を使用する専門家がトレーニングで使用するものです。